Nobu

学習机についての興味深い記事

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The New York Times にスクールデスクについての興味深い記事があった。

タイトルは”Students Stand When Called Upon, and When Not”

アメリカの小学校で実験されている学校の机についてのレポート記事。

要約すると、小学校の先生達は長年の経験から一般的な学習机と椅子に子供を座らせて、子供の”落ち着きの無さ”のような動きを抑制させるより、机や椅子にその動きを解放してあげるようなしかけを持たせて、立って勉強するか、もしくは腰掛けて勉強するかは子供自身に決めさせるクラス環境(動きを許容するクラス環境)のほうが子供の学習に対する集中力は上がると感じている。

実際に高さが自由に変えられ、足下に子供が片足を乗せてスイングできるしかけが付いた机(上の写真)を使って実験が行われている。この机の考案者 アビー・ブラウン先生のクラスではこの机が使用され、子供は自分のスタイルに合わせて勉強に取り組んでいる。ブラウン先生は各子供の癖を理解していて、この子は難しい問題に取り組んでいる時は体重を片方の脚に乗せたり、もう片方に移動したりして集中することや、あの子は机を胸の位置まで上げてスツールに寄りかかり、机の下のスイングに足を掛けてスイングしながら集中することなどを細かく把握している。子供も立って授業を受けられたり、スツールに腰掛けたり、自分のスタイルで授業に集中できると気に入っているようだ。

このスイング付き机を部分的に授業で取り入れている学校の先生によると、スイング付きの机の時は誰も居眠りをしないと語っている。今はまだ仮説として出発した実験だが、実際にこのような実験でデータを取り効果を実証しようと動きだしている。というような内容です。

さて、自分の娘 Tamになぞらえて考えてみると、確かに落ち着きがなく食事の時はあっちを向いたりこっちを向いたり、足をパタパタさせたりして、ついついキチンと座って食事しなさいと怒ってしまっていたけれど、あの落ち着きのない動きは集中するために必要なのかなとこの記事を読むと思ったりする。また、子供は画一的な特徴で括れる存在ではなく、それぞれの特徴を理解して育てなくてならないと感じTamを良く観察してまじめに考えなくてはと反省した。

ブラウン先生は20年の教職経験からこのアイデアを思いついたそうだ。こういう一見地味だけれど子供の心身に影響する重要なアイデアを現場の先生が考案し、キチンと実験をしてデータを取り実証していく取り組みができる所がアメリカの素敵なところだと思う。

ちなみにわが家は背もたれのある椅子は禁止していて、腰掛け(スツール)を常用している。狭いところに椅子を置いたら圧迫感がすごいこともあるが、背もたれがあるとどうしても寄りかかってしまい、腹筋が劣化して腰痛の原因になるので、わが家では3才のTamもスツールを使っている。Yukが通っていた学校では椅子に座るときは背もたれを使ってはダメだと指導されていたそうだ。その指導は子供にとっても大人にとっても正しいと思う。背もたれは姿勢を悪くし、腹筋を弱らせ腰痛やその他内蔵にも悪影響を及ぼす。ブラウン先生も椅子ではなくスツールを採用しているのは同じような理由なのだろう。